いきなりラノベみたいなタイトルですみません。とはいえ私、ラノベを嗜んでいないのでこれがラノベ風タイトルになっているのかどうかもわかりません。
さっそく本題へ…
余談はおいておきまして早速本題へ入りたいと思います。先日購入したジャンクスティックPCの中身は「DG-STK4D」だったわけですが、実際問題何が使えないのか?ということでとりあえず電源を入れてみることにしました。

どうやらアドバンスデザイン株式会社さんのDataSweaperというソフトで内部のデータを完全に削除されたようですね。これだけ確実に削除されているということは、やはりリフレッシュ品を保証なし品として売っているのが正しいようです。
少し調べたのですが、この「DG-STK4D」は2019年2月に「DG-STK4C」という後継機種が出ているらしく、今回投げ売りされた型落ちのモデルはWindowsを入れて五千円ほどで安売りするとしても分が悪いような、そんなモデルになってしまっていたのではないでしょうか。まあそもそもスティックPC自体が下火のような気がするので5000円で型落ち品を買うかと言われたら微妙ですし、単に余った型落ち品をジャンクという魔法の言葉で安売りしたかっただけのようにも思えますが…
本題に戻りましょう。とりあえずF12:電源の項目から再起動し、Delete連打でbiosに入れるかどうか試してみますと、普通にbiosが起動できるようでした。

これはワンちゃん壊れてないのでは?(というかまあ壊れてない可能性のほうが濃厚なんだけど…)という希望を抱き、USB経由でOSのインストールを試みました。
OSのインストール
何をインストールしよっかな~、おっ、こんなところにWindowsインストールメディアが!
ということでWindowsをインストールします。
特に難なくインストール…(プロダクトキーはふと思いついたことがあったので「プロダクトキーがありません」を選択しています。)

セットアップも難なく進みます。

というわけでデスクトップ画面が表示されました。おめでとう。ありがとう。
色合いが気持ち悪いのは仕様なんですかね、後で修正しました。
まあそんなことは当たり前(?)なのでどうでもいいのですが、注目するべきはここ。

なんとWindowsがデジタルライセンス認証によって認証されているではありませんか。「ふと思いついたこと」というのはこれです。
リフレッシュPCという仮説が正しければ、本来はWindowsが搭載されていたはずです。更に、Windows10にはデジタルライセンス認証という、同じ構成のPCにプロダクトキーを紐付けし、再インストール時にプロダクトキーの入力を省略するという仕組みがあります。スティックPCならば、めったに構成の変更なんてありませんし、調べた感じ電源ボタン周りの不具合が多かったようなので、そこらへんを直しただけなのではないかとふんで、もしかしたらWindowsがそのままライセンス認証できるのでは?と思いました。ドンピシャです。
OSなしと言いつつ、Windowsを入れたら勝手にライセンス認証されてしまいました。初売りバンザイ。
これ怒られたりするのかな…
でも実際私は何もせずWindowsをインストールしただけであっちが勝手にライセンス認証しただけなので、怒られるとしたらドスパラさんです。いや、もしかしたらそれも計算に入れて売ってるのかもしれないけど…それなら感謝の気持ちが収まりませんね。
外観・使用感
ついでなのでDG-STK4Dの外観や使用感についても述べてみたいと思います。
とりあえずサイズ比較です。

左から、USBメモリ、DG-STK4D、iphone8です。こうしてみるとDG-STK4D、めちゃくちゃでかいですね。手元にFire TV Stickがあれば比較できたのですがあいにく持ってきていないので比較できませんでした。ただ、Fire TV Stickは明らかに「スティック」PCな風貌をしてるのですがこのDG-STK4Dは「スティック」というにはいささか太く、太さで言えばもはや「バチ」です。まあこのくらいのサイズの方がPC感あっていいかもしれませんね。

さてその太さの原因ですが、なにも考えなしにでかくなっているわけではなく、ファン部分が大部分をしめているようです。(あとは外部アンテナとフルサイズのUSB端子)
表面にあるのはファン用の排気(吸気?)口と電源ボタンです。

(アンテナがある方を上と定義して)下面にはUSB3.0の端子が2基もついています。拡張性に乏しいと言われるスティックPCでこれは有能と言わざるを得ません。

上面にはmicroSDカードスロット、電源供給用のmicroUSB端子、アンテナがあります。アンテナは360°回転し、この外部アンテナのおかげで通信速度はおそらくかなり良さそうです。

側面にあるキャップを外すとHDMI端子が出てきます。これをテレビ等にぶっ刺して使うわけです。

これは実際にぶっ刺した時の画像です。まあまあ太いですが、テレビはある程度感覚を開けて端子が置かれているようで、そこまで窮屈ではないようでした。横刺しの場合アンテナが上を向けないのでもやもやします。

みんな大好きCrystalDiskMarkの結果です。eMMCなのでSSDほどの速度は出ていませんが、十分に高速です。ただストレージの話をすると、ストレージが32GBしかないので初期段階で80%近くをWindowsに吸われてしまっています。幸いmicroSDカードスロットはあるので、本気で使うとすればmicroSDカードで増設するのが正しい使い方でしょう。

Windows Updateを実行中の画面です。インストールを実行しているだけですが、50%近くを回っています。Atom x5-Z8550はモバイル用としては2017年当時そこそこを誇るスペックでしたが、やはりモバイル端末向けのCPUということもあり使用率が100%に張り付いてしまうことが多いようです。動画視聴や軽い文書作成ならまあ問題なく動くと思いますが、ヘビーなPCゲームなどは控えたほうがいいように感じます。スマホでも出ているようなモバイル向けのゲームならこちらで問題なく遊ぶことができるようです。(Minecraft Windows10 Edition等)
あとそれほど気にすることでもないですが、ファンコントローラーが無いようで、起動中は常時ファンが一定速度で回転し続け、これが結構うるさいです。シュイーン…って感じで。それを気にしなければよく冷えて良さそうなファンです。
終わりです・。・
以上、新年早々2000円でWindowsが入っているスティックPCが買えてラッキー♪という記事でした・。・